エネマグラからアネロスへ

■【The PS-New】

エネマグラ → アネロスpt3

アネロスの基礎を築いたエネマグラEX

初期のエネマグラの人気は衰えることなく、その後すぐに、HIH社がBigとDolphin Bigの2種類を新たに発売しました。マニアックなユーザーの要望に応えるために発売された製品で、どちらかというとディルドーのような考え方のもと圧迫感を楽しむような製品でした。サイズ的にアナルの開発が進んだコアなユーザー向けで一般のユーザーにはちょっと手を出しにくい製品ではありました。両製品とも人気はあったものの米国HIH社の考えるアネロス基本理論とはちょっと違ったようで蠕動運動を呼び起こす、又は初期の段階で動かすのに熟練が必要などの理由により、まもなく廃盤になりました。しかし、そのデザインや考え方は後のアネロス製品の開発に受け継がれていきました。

エネマグラビッグ

当時発売されたエネマグラBig(ビッグ)と進化した現在のアネロスプロガスム

プロガスムとビッグ

あのビッグが進化して動きやすくなった!!

そして、またまた、アネロス社はエネマグラの世界に革命を起こしました。以前のPSシリーズとは異なり、ステンレススチールは一切使わず、医療用のプラスチック100%のモデル「エネマグラEX」が発表になりました。このEXは米国、英国、日本で発売され、大人気となり、大手マスコミに取り上げられたこともあり、「エネマグラEX上陸」ということで大旋風になりました。初回入荷分は即座に完売、その後数カ月はバックオーダーにより、入荷が間に合わないほどでした。

アネロス社の研究により、本体を100%医療用プラスチックによって製造することにより、前立腺を有効にマッサージできることが確認されました。多少硬いと感じるお客様はいらっしゃいますが、アネロスの効果はこの硬さがなければ直腸前壁から効果的に前立腺を刺激することは不可能です。また、吸収力の高い直腸に使用することから、安全性を第一に考えられ、本体の素材は、実際医療現場で使われている医療用プラスチックに変更、また、表面加工もローションのノリを考え大幅に変わり、使用後の掃除も非常にしやすくなり、安全かつ衛生的になりました。すべての製品がFDAの材質承認を得た安全な素材で造られている製品はアネロスだけです。そのクオリティーは他の偽造品、模倣品、おもちゃとは比較になりません。「アネロス以外はただのおもちゃさ!」

エネマグラPS2

なつかしいEXの発売当初からのインサート(台紙)です

このPS-Newは発売当初から凄まじい人気になり、また、当時アネロスジャパンの公式ホームページからしか購入できなかったこともあり、すぐ偽造品が出回ってしまいました。現在でも「エネマグラ EX」という商品はネットショップや店舗にありますがこの商品は米国製でもありませんし、アネロス社とは一切関係ありません。現在、全てのアネロス製品は全世界で国際特許を取得していますが、巷にある「エネマグラ」という製品は医療素材ではないもので作られ、表面加工も医療用に考えられたものとは違うアネロスの模倣品です。特にバリなどがある製品は非常に危険です。皆さんご注意ください!

EXは初級者から上級者まですべてのユーザーを満足させました。このEXは現在、アネロスのクラシックラインの中でPS-Newと改名され販売が続けられています。

※現在「エネマグラ」という製品は「アネロス」とは一切関係がありません!

PS-Newの開発以降、全てのアネロスが100%医療用プラスチックから造られるようになりました。現在のラインナップに医療用シリコンとステンレススチールもありますが、全てがローションのノリがよく、安全、衛生的な米国FDAの材質承認を得た素材から作られています。このPS-Newは現代のアネロスの歴史を結びつける代表的なモデルとして考えることができます。PS-Newで生まれた理論を更に進化した結果、現在のアネロスができています。そんなことから、
「アネロスはPS-NewにはじまりPS-Newに終わる」
とまで言われています。

■【アネロス登場】

エネマグラ → アネロスpt4

PS-New(当時エネマグラEX)は日本のみならず、全世界で万人向けの前立腺マッサージ器として大人気になりました。米国、英国の大手メディアに取り上げられ、また、市場への供給が安定していなかったこともあり、ヨーロッパやアフリカ、オーストラリアなどからもアネロスジャパン(当時のエネマグラジャパン/パインズ)には多数の問い合わせ、注文がありました。

その後、初心者向けとしてPS-2(エネマグラEX-2)が発売になりました。この製品は現在もほとんど変わりませんがPS-Newを全体的に小型にしたような形状でした。

2003年、米国メーカーHIH社はこの年、アネロス社を設立、取扱の全てのブランド名を全世界でANEROS(アネロス)に統一変更しました。しかし、日本国内だけはエネマグラ名が根強く残っていたため、正規品はエネマグラアネロスという名称でオンラインのみで販売、偽造品はエネマグラという名称でオンライン、小売店舗で販売が行われていきました。

ところでANEROS(アネロス)の名前の由来ですがご説明いたします。【ファーストエネマグラ】に説明しましたが、「エネマグラ」という名称は米国HIH社が「エネマ」と「バイアグラ」を掛け合わせて作った造語ですが、ANEROSは「AN」、英語のANATOMY(人間工学・解剖学・人体)と「EROS」、ラテン語で「愛」、そしてギリシャ神話に出てくる神エロースでこのふたつを合わせて「AN+EROS」から『ANEROS』と命名されました。

アネロスの由来

エロースとプシューケーの絵

現在は、米国FDA材質承認を受けた医療用多孔質プラスチックで製造されたものをアネロス、偽造品をエネマグラと棲み分けされています。

アネロス名に統一され、アネロスとして最初に発売されたのがANEROS MGXと
ANEROS SGXです。これらはアネロスのフラッグシップモデルとして発売され、その効果は日本を初め全世界で安定的で大きな人気を呼びました。

MGXとSGXクラシック

当時は小型のものイコール初心者、快感の度合いは小さい、激しくピストン運動した方がいい的な考え方がなんとなく主流でドライオーガズムについてもまだまだ都市伝説的に扱われていたこともありました。

しかし、そんななか発売されたMGX/SGXは小型にもかかわらず、思いの他、比較的身体の大きい米国、英国の方に人気がありました。また、初心者だけでなくヘビーユーザーにも人気が高く、「暴れがいい。(動きがいいという意味)」ということで話題になりました。
つまり、アネロスの性能は大きさではなく、その蠕動運動が誘発された時の動き易さにあります。また、前立腺の位置は挿入されたアネロスに馴染んでくることによりアネロス頭部を包み込むように位置を変えてきます。そのため、身体の大きな方々にも人気が高かったのです。

エネマグラPS2 PSフィンとアネロスMGXクラシック

アネロスMGX←PS-2←PS-2Fin

翌年の2004年、アネロスの新しいモデル、ヒリックス、ユーホー、マキシマス(当時DX/2005年発売)の3種類が発表されました。これらのモデルは今までのアネロスの流れから更に進化しオーガズムの質について新理論の頭部構成割合、頭部傾斜角度等について大幅に研究が進み開発されたモデルです。

ヒリックスはそのオーガズムが強烈で表現として腸がねじれるような強い快感、又は男性型の快感などと言われ、その名称は遺伝子の螺旋構造を意味する言葉として使われていたHELIXよりきています。

ヒリックスクラシック

それに比べ、ユーホーのオーガズムは優しく、暖かく、深い、快感が長く続くことからウェットと違い、終わった後のむなしさもない良質なオーガズムが得られることから女性型などと表現されました。その名前は得られる快感の質からEUPHORIAの多幸感からきています。

ユーホークラシック

マキシマス(DX)は得られる快感が強いことからMAXIMUM、最大限との意味合いからマキシマスと名づけられました。当時は快感の質について男性型、女性型などという言葉がよく使われていましたがこのマキシマスは男性型の代表的なモデルでした。

マキシマスクラシック

特徴のあったヒリックスとユーホーは発売が遅れたこともあり、発売当初はならんで買う、オンラインですから予約を頂いて買うというような大人気の状態で発売をスタートしました。

ドライオーガズムはアネロスジャパン(その頃はエネマグラジャパン/パインズ)による情報提供も含め、その後出版され、ベストセラーとなった「エネマグラ経典」等により、多くの方々にその存在を確立していきました。ドライオーガズムは存在し、万人の男性が得ることのできる未知の快楽であるということが完全に評価されてきました。

エネマグラジャパン2006

この先も、このアネロスがドライオーガズムという世界を更に切り開いていきました。