私のオーガズムの体験は、一般的に言われるような「一瞬のピーク」で終わるものではなく、いくつかの段階を経て進んでいく流れとして感じられる。
最初の段階は、身体をリラックスさせて感覚を整えるところから始まる。ここでは快感を追い求めるのではなく、身体の力を抜き、呼吸を落ち着けながら下腹部に感覚が溜まっていくのを待つ。いわば準備段階のようなもので、この時点ではまだ大きな反応は起きない。
そこから小さな波が生まれる。胸や下腹部などに快感の反応が現れ、最初のオーガズムのような感覚が起こる。ただしこの段階は入口に近く、ここで終わるわけではない。
次の段階では、その波が何度も続くようになる。胸から頭へ広がる感覚や、下腹部から上へ昇る感覚など、複数のルートを通って波が身体を巡る。毎回同じではなく、流れや強さが変化する。いわゆるマルチプルな状態に近く、身体の反応は自分で完全にコントロールできるというより、流れに任せる感覚に近い。
やがて波が強くなり、下腹部から上へ昇るような感覚が頭に到達する瞬間がある。このときに強い快感を感じることがあり、一般的に想像される「ピーク」に近い状態になる。ただしそれは一瞬の爆発というより、上へ昇っていく過程の中で起こる出来事に近い。
そのあとには、身体の感覚が限界に近づく段階が訪れる。神経が飽和し、「もうこれ以上は無理」という感覚になる。女性が「もうダメ」と表現する状態に近い感覚だと思う。
しかし私の体験では、そこが終わりではない。その後に、思考が止まり身体の感覚がほとんど消えた静かな状態に入ることがある。目を閉じると、どこまでも続く黒い空間のような感覚が広がり、呼吸だけがかすかに意識される。これは眠りに入る直前の状態に近く、完全にニュートラルな意識の状態になる。
この静かな状態にはしばらく留まることができ、そのまま眠ることもできるし、再び身体の感覚に戻って次の波を起こすこともできる。
私にとって重要なのは、この「静寂」の段階である。オーガズムの深さは、ピークの強さよりも、その後に訪れる静寂の深さで判断できるように感じている。浅い体験ではこの状態は現れないが、深い体験ではこの静かな空間に入ることができる。
つまり私の体験では、オーガズムは単なるピークではなく、
波が起こり
波が重なり
昇華し
飽和し
そして静寂へ至る
という流れとして存在している。
まとめると、女性的なオーガズムでは
男性型のオーガズムのような一瞬の快感ではなく波のような快感の連続に近い。
オーガズムに辿りつけないと悩んでいる方は、男性的な快感の延長を探しているんだと思う。
女性型のオーガズムは弱い快感を溜めて飽和させていくプロセスだと思ってくださいね。