第1話「紅いスカートの女」前編

 

 

「じゃあ、服脱いでみて」

 

こずえさんはソファに浅く腰掛け、脚を組んだ。

Tシャツとジーンズを脱ぎ、ボクサーパンツを降ろすと、僕の勃起したペニスが勢いよくブルンと飛び出した。

 

「もうこんなにギンギンになっちゃったの? ナオキ君、早くエッチなことしたくて仕方ないんでしょう?」

 

渇いた喉が張り付いて、うまく「はい」と発音することさえできなかった。

緊張と興奮で、頭が真っ白になっていた。

 

「年上の女性にオナニーを見てもらいたいです。

都内在住の大学生です」

 

先週の日曜日、出会い系の掲示板にダメ元で書き込んでみたところ、kzと名乗る女性から返信があった。

kzさんは、中野区に住む34歳のOLで、趣味は映画を観ることだという。

プロフィール写真は口元から胸にかけてしか写っていたかったが、唇がぽってり潤っていて色っぽかった。

 

待ち合わせ場所に現れたkzさんは、想像よりもずっと美人だった。

ホテルに向かって歩きながら、本名がこずえだから「kz」なのだと教えてくれた。

 

鎖骨の上で光るシンプルなネックレスや、カットソーの胸元の膨らみ、真紅のスカートから伸びた白い脚をチラチラ盗み見ては、こずえさんの裸を想像してしまい、股間が邪魔で歩きづらかった。

 

こずえさんは、全裸の僕を品定めするようにじっくり眺め、「ナオキ君、すごく綺麗な身体してるのね」とため息混じりに呟いた。

 

「そんなに見られると、恥ずかしいです…」

「恥ずかしいと興奮しちゃうんでしょ? ど変態だね。ちんぽがヒクヒクしてるよ」

「そんな…言わないでください…」

「自分でちんぽをゆっくりシコシコしてみて」

「はい…」

 

こずえさんの目の前で張り詰めたペニスを握りしめ、見せつけるように皮をゆっくりゆっくりスライドした。

 

「あっ、やばい…気持ちいいです」

「先っぽから我慢汁がどんどん溢れてるよ。真っ赤な亀頭がトロトロになっちゃったね」

「あう、うぅ…っ」

 

皮と我慢汁が擦れるたびに卑猥な音が響き、息が荒くなっていく。

 

「ピチャピチャって、すっごいいやらしい音出てるね」

「はあっ、ああっ…恥ずかしいですっ」

「知らないおばさんにオナニー見られてこんなにちんぽビンビンにしちゃうなんて、ほんとにスケベなんだね。下品な声いっぱい聞かせて。女の子みたいに声出して」

「あっ、あっ…こずえさん、いいっ…ちんぽ気持ちいいです…っ」

「ふふ、もうパンパンだね。はち切れそうだよ」

「あーっ、だめ、も…出ちゃいそう…」

 

こずえさんは、僕の右手首を掴んで動きを制し、「まだダメ~」と笑った。

 

「まだ我慢してて。君に、プレゼントがあるんだ」

 

そう言うと、こずえさんは鞄の中から真新しい箱を取り出した。

赤いパッケージに黒のデザイン。

その左中央に、白い記号のような器具が描かれている。

 

「ナオキ君、ドライオーガズムってわかる?」

 

頭がボーっとして何も考えられない。

かろうじて首を傾げると、こずえさんは僕の目を見据えた。

 

「お尻で気持ち良くなってるところ、見せて欲しいな」

 

不安と期待で潤む視界の中、優しく微笑むこずえさんは悪魔みたいに美しかった。(続)

 


すぐ出るよ(@hakiinu

ハンドルネームは永田王、ペンネームは藍川じゅん。

女子SPA!にて「逆ナンする女性たち」、デラべっぴんRにて「鬼性欲ブスのOCCC道場」を不定期連載中